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不本意ながら、あす自民党の圧勝で大きく姿を変える日本。変わるように仕向けたのは皮肉にも共産党民進党のとった戦略だ。

そもそも日本人は極端を嫌う。選挙のような行動では、決まって多数を選びたがる。長い歴史を経た市民の生き残り哲学が、人間関係にトラブルを嫌うのである。
この度の選挙での自民党を支持した、つまり自民党に票を投じた人は50％を割っている。しかし獲得議席は50％をゆうゆう越えている。

どうしてこんなことが起こったかといえば、愚かな共産党民進党の脳味噌がもたらした選択肢の矮小化という共闘戦略が原因だ。

ほとんどの日本人の心理は自民党の推す政策を強力にから仕方なくまでを含めおおいに認めているのだ。つまり日本人の基本ベースが「保守の継続」なのである。

日本人の「保守感」には民進党も入るのだ。共闘において民進党は限りなく共産党に見えてしまったのだ。

こんな選挙程度で生活基礎をぶっ壊されたくはないというのがアンチ自公の投票棄権に結びついたのだ。

ものごと Yes No では何も起こらない。曖昧とカオスがあり優れたアイディアが発見されるのだ。

本来、政治も同じで国民の生活に多様性をもって巻き込まれていなければならないのだ。こんかいの共産党民進党のとった行動は議員になりたい残りたいレベルの単なる就活だった。よって、選挙戦にもなっておらず静かに静かに投票日が来た。

内容のない選挙戦ではマスコミも遠慮して何も発信せず、奇妙なCMばかりが虚ろに流れた。

日本は元来自由な国だから、各党が自由に発言をしておればよい。さすれば、意識ある有権者が自民党を懲らしめるために、ときには民主や維新や共産に票を投じて世の中をかき回してくれ、結果、自民党独裁や役人の暴走を食い止めるはずだ。ずーとそうだった。

それを共産党民進党は潰してしまった。おおばかやろうだ。

安倍ファシズムを食い止める手立てはもはや国民投票しかないが、ファシストたちは着々と国民を縛る法律の立案準備に手を付けているはずだ。法解釈で彼らが自由に使い回せる憲法がちょろんと・・ああ悪夢だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2016.7.9記