幕末明治維新のころの事象を言うときに西暦を使う方と旧暦(元号年)を使う方がおる。
むろんどちらを使っても全く問題はないのだが、それをミックスしてお使いになるのは避けて戴きたい。
余の場合、明治五年の暦の制定以前は、極力元号日付には和数字を使い、場合によっては西暦の(注)を併記することにしている。
本日見かけた例が左の図だ。
高杉晋作の命日は、西暦で1867年5月17日だが、坂本龍馬の命日は、西暦で1867年12月10日である。
旧暦(元号年)では、
慶応三年四月十四日と慶応三年十一月十五日である。
坂本龍馬の命日とある、11月15日は、西暦1867年だと、慶応三(丁卯)年十月二十日(1867.11.15.金)となる。
つまり、全く関係の無い日になってしまうのだ。
賢明な幕末維新時代の歴史ファンの諸兄にあらせましては、ぜひ、こんなケアレスミスを避けるために、ご面倒でも、慶応三年十月二十日(1867.11.15)と書かれることをお勧めする。
因みに拙HPの「べんりだ堂」の「和暦西暦変換」はべんりだどー。