囂庵コラム アーカイブ

札幌の老舗名門ホテルで見てしまった残念。

注:2018年12月22日の FB投稿です。

その日余は健康診断の医師面談時間までのしばらくの間、札幌Gホテルの画廊を楽しみ大いに満喫していた。

が、そのあと、実に残念なものを見てしまった。

物件は、ホテルさんのロビー通路にご自由にお持ち帰り下さいとあったクリスマスカードの販促物だ。

といっても世人にとって余の驚きやショックは、とりだてて取るに足らぬ大したことではないことは承知している。

問題は、この時期絶えない、「雪の結晶」のインチキデザイン問題だ。

余はかつて、横浜の手ぬぐい屋さんや、フィギャースケートテレビ番組のタイトルデザインに使われた、「八華の雪」デザインの「みっともなさ」を投書して変更していただいたことがある。

上品に「日本人の美意識」に「もとる表現」とお伝えし、先方の使用上の判断を仰いでみただけだ。

ああめんどくさい親父だ否爺だこと。

そこで今回は、第3弾ということで・・

本日、ああそうそうと取り出してみてビックリポン。

ホテルで手にしたときは、老眼のせいもあって気がつかなかったが、みごとに「八華の雪デザイン」のオンパレードだった。

雪の結晶は「六華」を知らない方が多すぎる。

雪の結晶は基本的には六角形!

いつもなら、即メルーをして、

上品にお伝えするのだが、時期が悪すぎるので遠慮する。

下請けの受注業者さんが怒られ、その下請けのデザイン会社の、その下請けのと、「下品な」責任転嫁のはて、

今年入社の経験不足の南国育ちのデザイナーさんだけが大目玉っう筋書きのイベントは、

年の瀬にあってあまりにも苛酷だからだ。

この国は近近とみに、上の者が責任とらない社会構造が特徴の「新封建社会国家」だから、クレームや内部告発は意味がない。

クレーマーも気を使う。

考えて見れば、最近「評論」というカテゴリーは何処へ行っちゃったんだろう。

平成も終わるが、完全に「昭和」も消えることを実感している。

Gホテル広告販促ご担当者さま
なにとぞ気がついてください。

これで行こうって判断したのはご自分だと。

みなさん日本文化の「質」を守りましょう。

            2018/12/22 記