加藤厚労相は当初アベノマスクの「妊婦用のマスク」の不良品の検品費用が「8億」かかると言っていた数値を訂正した。
不良品が1割を超えた「妊婦用のマスク」回収した47万枚の検品費は「800万」で、「8億」は布マスク全体の検品費で、予算の「1%」にも達してないとのことだ。
この800万の根拠を、国会にあげられている数値から推測してみた。
厚労省は当初、「550人体制」で検品を急がせているとバカな自慢をしていた。
そこで、47万枚を→ 550人で割ると→ 一人当たり854.5枚→ お役所仕事とはいいテキパキと、1枚当たり1分で検品をするとして→ 14時間12分かかるとする。
ただですら、コロナで忙しい職員をその任につかせるわけはないから→ パートさんかアルバイトさんを集める。
もちろん、指導とコーチに職員がつくが、その人たちは給与内のワークで予算には関係ない。
さて、パートさん550人が集められたと仮定し、時給は 平均の901円に色をつけ、東京都並みの「1011円」にしたとして→ 一人当たり14,399円。
確認しますが、国会で取り上げられた「妊婦用」のマスク検品 47万枚だけの話で、全世帯用の話はまだですよ。
さてさて、一人当たり14,399円→ 550人で→ 合計が 792万円となるのです。
この辺がお役人たちが「とりあえず」出した「根拠」でしょう。
「8億の1%にもなりません!」と加藤厚労相がしたり顔で発した言葉です。
しかし、まだまだ集まらないという、全戸用1億3千万枚も同じように、手を抜かないで、検品しないといけません。
その数は、妊婦用のマスクの 277倍。 同じ手間がかかったとしたら、検品費用の総額は、22億近くなり、8億どころかさらに14億近くが必要になるのです。
マスクが安く契約できたからといっても、その4分の1もの検品費用って????
しかも、550人体制で、妊婦用のマスクペースだと、早くとも1年半かかるんですよ。
つまり、今政府が言うことは、どこを取っても、その場しのぎ、その場限りの「言い逃れ」ばかり。
そんな輩の振り逃げばかりで、この国の政治は行われている。
政治家さん、もっと、まともな言い逃れ考えなさいよ。
ところで、政治に、振り逃げルールなんてあったっけ??