さてさて、正面の高台は、幕末にはフランス公使宿館が置かれていた済海寺の高台だ。ここは三田方面から聖坂を登り、芝高輪品川沖の海が一望できる当時人気の観光スポットだったそうだ。
この高台の尻尾は慶応大学の三田の高台に続くが、済海寺の高台の影になりここからは見えない。
高台の南側、民家の屋根越しに見えるのは、元は土岐美濃守下屋敷であった華頂宮邸。
済海寺の高台の背後は、今は東京タワーがそびえている芝増上寺の高台だ。
ちなみに、土岐美濃守(沼田藩)の上屋敷は、虎ノ門の「江戸見坂」の脇にあり、これまたよくよく江戸の名物坂にご縁のあることいとおかしでんな。
おつかれさまでした。
お写真のご提供はいつもの Hiroshi Muraishiさま。 Dankeです。
2022-2-23記