妙なきっかを元に始まった日時計シリーズ第X弾!出ました。
明治五年の明治天皇の西国巡幸の際に、長崎港をパノラマした写真の事はよく知られているが、近頃この写真は明治五年以前に撮られたなどと仰る奇抜な思いつき情報が一部で飛び交っている。
とはいえ、それは其の筋にオーソライズされたモノではなく、ただただ激しく、一部で喧伝されているにすぎない。
そんな誤解を解いて差し上げようと余はすこし声を掛けたのだが、世の中はそう簡単にはいかない。
そちらの話は、あらたな展開は望めそうもなく、しばらく中断の様子だ。
そんなさなか、そのパノラマ写真にしっかりと幾つかの日時計となる太陽による影が見られることに、余は今頃気がついて、なんだなんだ「時の証拠がここにも写って」あるじゃんとよろこんだ。
さっそく、例のShade15でシミュレーションをはじめたら、案の定素晴らしい結果が出た。
しかし、残念ながら使用した建物Dataが、余が写真を見ての書き起こしなので、正しいDataが手に入るまでは、あくまでも参考ということでここに発表することにした。
「アノ写真は、西暦7月20日前後の撮影に間違いはない。時刻は16時45分あたりである。」と。
さすがにそれは何年とまでは教えてくれないが、お召し艦の存在とあわせて、確とした証拠になるのは明らかなことだ。