囂庵コラム アーカイブ

非犯罪

近ごろみっともない大人たちの無責任さが目立つ。
それも、役人役所という隠れ蓑を着た大人たちの無責任さだ。

共通して言えることは、自分の責任で事態がそこに至ったとは認めない。
口ばっかりの(格好つけ男)が社会の中心でもてはやされて40年、口から政権をとり、出任せで行政をとる輩が幅を利かせている。
よきにつけ、あしきにつけ、それまでは少なくとも(責任は俺が取るからやれ)という親方親分型の大人が人気を博していた。それなりに結果が悪ければ責任を取ると宣言しているだけ増しで、わかりやすかった。

政治家の行政における失敗は、すべからく善意によるもので、犯罪ではないということから、1300億円の仕事に、1300億円以上の赤字を産もうが、お咎め無しとは納得いかない。
当節、民間会社の超ワンマン社長でも、会社に損害を負わせた場合は、株主総会で確実に信任されない。

税金の無駄遣いは犯罪でもペナルティーでもないのだから笑ってしまう。
犯罪なら、その被害が予想できる段階で気がつけばちゃんと対処ができるのに、役人役所のミスは、わかっていても止められないとは、いかなる理屈があるのだろうか。

民事訴訟で闘うにも、現時点では、被害の実態がない。

消費税を民主党に上げさせて、まんまと、政権横取り自民党。税の目的の福祉縛りなど完全無視して、やりたい放題、利権ばらまき。その一つが新国立競技場。

大人たち、とりわけ与党、越後屋集団の傍若無人目に余る。

大人たち、とりわけ野党、無能という無責任さが目に余る。