囂庵コラム アーカイブ

だまし屋集団

かつて、通産省の役人や自民党議員たちは、「日本の原発は超安全だ。」と口々に喚き、その欺瞞を訴える人々の口を封じていった。

曰く、我が国の五重六重の安全管理態勢は、世界に例も無く、スリーマイルやチェルノブイリのような事故は、決して起こらないし、起こり得ない。

仮に、事故が起きたとしても、五重六重の安全システムが働き、放射性物質の放出はあり得ず、安全は完璧に守られる。と、言った。

2011年3月11日。

想定外の事態が発生。

反省はなくこの一言「想定外」のみが、彼らの言い訳で、国民は多大の損失を押しつけられている。

そしていま、総理大臣や自衛隊幹部や防衛省の役人や自民党や公明党の国会議員たちは、「戦争をしない『軍隊』を強化。強化。」と口々に喚き、その欺瞞を訴える人々の口を封じている。

この法案は戦争を起こさせない「抑止力」の効果を高める為の法案で、決して日本を戦争に巻き込む法案ではない。

海外派遣の自衛隊も更に安全に、国際平和の為に活躍でき、日本の国民の平和と安全をもたらすものだ。と、言う。

20xx年x月x日。ふたたび想定外の事態が発生。反省はなくこの一言「想定外」のみが、彼らの言い訳で、国民は、また、多大の損失を押しつけられることになる。

だまし屋集団は、おれおれ詐欺の集団よりも、広域組織暴力団よりも、何倍も何十何百何千何万何億何兆倍も、たちの悪い集団だ。

参考記事

IAEAが福島第一原発事故の最終報告書を発表(2015/09/01 23:00)

 IAEA(国際原子力機関)が東日本大震災で起きた福島第一原発事故の原因や影響などをまとめた最終報告書を発表した。約200ページにわたる報告書の序文で、天野之弥事務局長は「日本の原発は安全であり、これほどの事故は起きない」との思い込みが事故の大きな要因だと指摘し、日本政府、規制当局が共に原発の安全性を適度に信頼しすぎていたと批判している。そして、具体的に、「東京電力が東日本大震災と同程度の巨大津波の危険を認識していたが、それに対する措置を取らなかった」と指摘している。報告書は原発事故の教訓を各国で共有する目的で作成されたもので、14日からウィーンで始まるIAEAの年次総会に提出される。