2016年夏の参議院選挙で自由民主党は参議院の単独過半数を得、さらに「憲法改正」を主張する輩の議員が3分の2を越えることが確実になる。
改憲に反対する野党の説得力のない野合が国民の心を1ミリも動かさなかったことや、憲法改正は既成の事実と常々唱えてきた安倍首相の争点そらしがピッタリ功を奏したためだ。
支持率45%を越える支持を得ている安倍内閣の支持理由は「外にない」が半分を超えるということであるが、きわめて日本的な社会契約心理が勝ってきたためだと思う。
政治の中心は経済の立て直しより憲法の改正に移動していく。
国民生活より国体の維持が優先される伝統的な日本的な契約社会に我が国が再び磨きあげられていくのだ。
戦争の苦難を実感した世代が死に絶えたことから、ゲーム感覚で戦争を捉える世代が、責任はすべて他人に押しつけのし上がってきた。
合理は悪法によって繕い、道義などには全く関心のない人たちが、己のために人を蔑む時代が来るのだ。
多くの支持者はよろこんで蔑みの行動に手をかして行くのだろう。
余はお断りをするまでもなく間もなく死ぬので何も言う気も無し。