囂庵コラム アーカイブ

蟻の開けた穴

日本は役人天国から悪人天国に変貌中。

憲法で保障されている国民の知る権利などは、政府の法解釈で、すでに1ミリも無い。

憲法などあって無きごとくの行政の専横が可能ならば、あえて憲法改正などする手間はいらんだろう。

では、所詮見てくれの憲法改正などしたところで、国民にとってなんの利があるというのだ。

それは、政府の目論む憲法違反の悪法のことごとくを、カタチの上で合憲とするためだ。

このままの状態では、最高裁判所がいつかは政府の締め付けから逃れ、違憲判決を出す可能性があるからだ。

安倍の政府は、19世紀の亡霊の理論に傀儡された狂気の集団となり、オウム真理教や全共闘などと同レベルの自己中心世界を求めている。

いまは、小さな男のえげつない野望とたかを括っていると、やがて、排他と殺戮が正当化され、人類はことごとく絶望の淵を彷徨うことになる。

毎日新聞:2018/1/22:財務省公用メール「60日廃棄」継続 システム更新後も