嘉永期の建物レイアウトに、説明治初年の写真をもとに建物を配置
同時に、この場合、太陽光線は人物までダイレクトに当たってしまうため、東側は大きな布か何かで光線を遮断しなければ写真のようにはなりません。 さらに太陽光線がサイドからバックに流し込まれた場合、△の仕掛によってできた△の光り漏れは、時計の針のように太陽の動きに従って回転をします。
ゆえに龍馬写真のAのように、バックに現れた△の上の辺が、床と平行になるのは一瞬の出来事なのです。
もし、この写真、カメラが南を向いた状態で撮影されたとすると、極めて特別な時間をあえて待って、△光り漏れを感光させたとなるのです。
しかも、これでは他の写真の三角がその都度壁に穴を開けなければ出来ません。
余は、カメラが南を向く写場で、わざわざサイド壁をぶち抜き、できる「三角の光り」の、shade13シミュレーションをご覧頂き、こんなことしてまで(A) が出来る写真をとりゃせんでしょと、念を押しておきましょう。
前回、次回は条件がさらに悪くなる筈の他の日を見ていこうと思うと書きましたが、それは次のステップで。
それでは天国の井上俊三に代わりて 今日は、ここまで。