囂kamabisuan庵

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3月11日


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おもしろや今年の春も旅の空 芭蕉
(おもしろや ことしのはるも たびのそら)

元禄二年正月、去来にこの句を送り「奥の細道」への出発を暗示したとか。

今年もCOVID-19に春も花見も奪われそうで、この句のようなことを言ってみたいが言えぬ。

せめて、希望をいっぱいに言ってやろうではないか。

おもしろや今年の夏も旅の空 半可ξ
(おもしろや ことしのなつも たびのそら)

ということで、

本日は徳川電鐡に乗って、「徳川将軍本線」の徳川家康駅から、「徳川将軍本戦」の徳川慶喜駅まで行ってみようと思いますが、実はそんなに楽に行かせてはくれません。

まず、「徳川将軍本線」の徳川家康駅から徒歩で「徳川御三家水戸線」の始発駅の徳川頼房駅まで行きます。

 家康・・水戸頼房

ハナから徒歩とはとお思いでしょうが、ここでも「水戸線」にも乗らずに、なんと徳川頼房駅前からまた徒歩で、「讃岐高松線」の始発駅の松平頼重駅に向かいます。

 水戸頼房・・讃岐頼重

「讃岐高松線」松平頼重駅で初めて電車に乗り、二つ目の松平頼豊駅で降り、ここも徒歩。やっとのことで「御三家水戸線」の徳川宗尭駅まで参ります。

 讃岐頼重-->頼候-->頼豊・・水戸宗尭

ここで初めて「御三家水戸線」に乗れました。ばんざーい。

このまま順調に徳川斉昭駅までかと思いきや、徳川宗尭駅から三つ目の徳川治紀駅で下車。

 水戸宗尭==>宗翰==>治保==>治紀

時間があるので?か、3度目の徒歩で、いよいよ「御三家水戸線」の徳川斉昭駅へ。

 水戸治紀・・水戸斉昭

「御三家水戸線」の徳川斉昭駅で駅弁を食べて、英気を養い、4度目の徒歩で、いよいよ「御三卿一橋線」の徳川慶喜駅にトウチャコです。

 水戸斉昭・・一橋慶喜>>>将軍慶喜

ね! 歩いてばっかでしょ。つまり、現実は親から子への電車でスイスイの流れではないんですね。

徳川慶喜駅は、1番線が徳川電鐡「御三卿一橋線」で、2番線が徳川電鐡「徳川将軍本線」の到着専用ホーム、<日本歴史鉄道>の大政奉還駅は改札口を出てすぐ右です。

さてさてさて、
ここ二、三年見るのを遠慮していたNHKの大河ドラマを今回は見ている。

徳川家康さんが舞台回しをしているなどちょっとやりすぎとは思うが、今の所ガキの澁澤より幕末のドタバタが気になって面白い。

慶喜・家祥・慶福三人の将軍カップ争奪戦だが、既存ラインのストーリー立てでは若干見る側の勢いも落ちちゃうぞと思う。

それにつけても岡部の代官たちの描かれ方には時代錯誤の感も感じずにはおられん。あの時代は農民市民はもっと強かった。

ところで、クイズ!

家康をご先祖に持つ 烈公=斉昭、家祥=家定、慶福=家茂、慶永=春嶽のうち一番家康に世代が近いのは誰だ?

参考になるのが路線図仕立てのこの系譜図

9、8、8、7が正解です。
慶喜は10。つまり順当。

囂kamabisuan庵