囂kamabisuan庵

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3月3日

今日も子規の句

雛祭る節供になりて春の雪 明治34年

せちく【節供】
節日に供する供御(くご)。

元日の膳,
正月15日のかゆ,
3月3日の草餅,
5月5日のちまき,
7月7日の索餅(さくべい),
十月初の亥(い)の日の亥子餅の類。
おせち。

このところ日中の気温もプラスになり、春を実感。

降る雪も春の雪。

ひと降りごとに路端の雪を解かしてくれる。

でも北国はまだ、はーるよ来い、はーやく来い、であります。

午に蓬求肥のうぐいす餅を食した。

故郷や母がいまさば蓬餅 明治34年

桜餅草餅春も半かな 明治34年

あと一月半!

蓬草餅にもならで伸びにけり 明治34年

3月13日

今日も子規の句

箱庭の寸馬豆人をしくれけり 明治26年

寸馬豆人すんばとうじん
絵画に小さく描かれた、遠くに見える人馬のこと。だと。

さてさて、さて、

先日作った、ミニミニサーキュレーターは抜群に効果的で、どうやら暖房ガスの使用量も少しは抑えられたようだ。

もしかして気候もだいぶ春めいてきたせいかもしれない。

で、このミニミニサーキュレータもそろそろお休みということになりそうだが、当地は五月の連休ごろまでは、まだまだストーブのお世話になることが多い。

ところでミニミニサーキュレータ君の健気な日常の活躍ぶりを見ていてヒマ老人は考えた。

この景色をもうちょっと情緒的にいたしましょうと。

今はダンボール製のプロトタイプだが、この夏かけてヨーロッパスタイルの風車小屋のある風景箱庭を、ストーブ君の前に展開させようと目論んでいる。

3月13日

月人ハ逝イテ麦人春寒シ 明治33年

平朔オ(良邑)氏逝く

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