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天和三年の作。
あちこちの花園で、あま〜いお酒を飲み歩くのが普通でしょうに、桑の実で一杯なんて!この蝶々さん、世捨て人かい?
くわ飲み=出家者世界での飲みと洒落た、談林風の俳諧でござる。
桑の実でなく、栗の実(庫裡飲み)でもいいんですな。
令和二年の夏も、お花畑の飲み会はどうもよろしくないようで、お好きな方々にはお気の毒だ。
こんなご時世でも夏は来ます。桃も来ました。
こんなご時世だからこそ、いつもと変わらないことはとても嬉しいことです。
桃の実や明日なきジジの絵の種に 半可ξ
(もものみや あすなきじじぃの えのねたに)
腰長や鶴脛ぬれて海涼し 芭蕉
(こしたけや つるあしぬれて うみすずし)
奥の細道の旅中、今はすっかり陸となってしまった象潟の美しかった八十八潟九十九島の景勝地島巡りで、腰長(こしたけ)の汐の景を涼し気にひとつ詠みました。とさ。
さて、お暑うございます。
今、甲子園や日本各地で、プロ野球のスカウトのための「品評会?」のようなイベントが行われている。
一方、純真?な高校生たちにとっては、良い思い出作りになり、そう言うことではまんざら否定もできない。
しかし余は、相も変わらぬ勝つた負けた的な放送に、今年のようなケースでは大いに違和感を覚える。勝ち負けにこだわらず、試合をさせるだけでよかったんじゃないかと思う。
とは言いつつも、高校野球を見るのは好きだから、よし!とかあああ!とか言いつつ見てしまう。
熱闘や 白きスパイク 甲子園 半可ξ
(ねっとうや しろきすぱいく こうしえん)
白いスパイクは熱がこもりにくく、熱中症対策だそうだ。
微妙な心地がいたしますがねえ〜